バッタンバンというカンボジア西部の都市(たしかプノンペンに次ぐ第二の都市だったかな?)で夕食を食べた時のこと。今回はドライバーと一緒に食事を取ったんだけど、メニューのオーダーはドライバーに任せておいたんだ。だって、パパはクメール料理(カンボジアの主な民族をクメールというんだよ)なんて、まったく判らないからね。
ドライバーは結構たくさん頼んだから、パパ達はご飯を残すことになったんだ。
すると、パパ達が食事を終えるのを待ちかねていたかのように、汚い服装をした子供がやってきて、パパ達が残した食事を指さして、ドライバーに目で訴えたんだよ。
「持っていけ」とでも言うような感じで、ドライバーが追い払うように手を振ったら、子供たちはあっという間にお皿を持って行ってしまったよ。
そして、貪るように残り物を食べ始めたんだ。上の写真がその様子だよ。
世界には、その日の食事に事欠くような貧しい子供たちが、まだまだ沢山いるんだよ。
発展途上国では子供の乞食はあまり珍しくないけど、カンボジアでは特に目立つね。
それに、食事をしているテーブルの横にまで子供の乞食がやってきて、「残り物をくれ」と頼まれたのは、カンボジアが初めてだったよ。
こういう出来事を見てしまうと、日本は良い国だと思うよ。
世界の多くの子供たちにとって、学校に行って一日中勉強できて、友達とも遊べて、ご飯を普通に食べられることは、実は素晴らしいことなんだよ。
じゃあね、ママの言うことをよく聞いて良い子でいるんだよ。
ばいば~い。 :)
少年の虚ろな目がいろいろなことを語っていますね。とても考えさせられる記事と写真でした。
ReplyDeleteumibouzさま
ReplyDelete子供を出汁にしたbeggarは他の国でもよく見ましたが、子供が積極的に、食べるために施しを求めてきたのは、おそらく今回が初めてだと思います。
知識層を根絶やしにして、200万人の国民を虐殺したツケはまだまだこの国を苦しめそうですね。